第二新卒者など、早期離職者は勤めていた企業で問題に出くわして退職した人が多いです。
そういった人の場合、履歴書の本人希望欄に、様々な希望を書いてしまう人もいます。
しかし、希望が多すぎると採用選考において不利になってしまうこともあります。
第二新卒者は本人希望欄をどのように書けばよいのでしょうか?
どうしても譲れないことだけ書いておこう
前職で問題に出くわしたので、次の職場でおなじ状態になるのは絶対に嫌だという気持ちはわかります。
しかし、本人希望欄にあまりにもたくさん希望を書いてしまうと、多くの人が希望欄にあまり記入しない傾向があるので、低評価になって不採用が続く場合があります。
一般的に本人希望欄には、「貴社の規定に従います」といったように、希望を書くのではなく応募先企業の規定に従うと記入しておけばよいとされています。
希望をたくさん書く人は権利意識が強い人と受け止められる可能性があるので、このように書くことで低評価になるリスクを下げているわけです。
しかし、せっかく転職をしても、希望欄になにもかかず前職と同じ状況に出くわしては、何のために転職をしたのか分からなくなってしまいます。
ですので、「これだけは絶対に譲れない」ということに関しては、記入しておくようにしたいです。
希望欄の記入内容では、最近になって介護関連のことを書く人が増えています。
親の介護が必要なため、~の範囲内での仕事を希望します。
介護のためであっても、勤務地について希望がある場合、まずは求人情報をよくチェックして転勤がなかったり、仕事場が近い企業を探すべきです。
基本的に転勤がある企業で転勤を命じられたら、断ることはできないからです。
しかし、そういった条件の求人ばかりを探していても、なかなか良い求人が見つからないということもあると思います。
そういった場合には、低評価になる可能性を承知した上で、勤務地についての希望を書いておきましょう。
転勤がある企業の場合は、希望勤務地を書いている人を採用することは少ないかもしれませんが、人材不足の企業であれば特別に勤務地を限定した採用を行ってくれる可能性もあります。
最近では、地元で働きたいと思う人が増えているので、企業側も柔軟に対応しなければならないと考えているからです。
また、介護の問題は、これから国全体の問題になってくるので、対応策を考えている企業は増えてきています。
給与交渉は、書面ではなく口頭で
給与に関しての希望を履歴書に書いておきたい人は多いと思いますが、履歴書でも、職務経歴書でも給与に関する希望を書くのはNGと考えておきましょう。
基本的に日本では、給与交渉は面接でするものとされていますし、多くの場合年齢や役職に応じた給与が決まっているのでそれに従う以外に方法がないからです。
もし、給与額を上げたいという希望があるのであれば、成果報酬が大きい企業で働いたり、勤めている従業員の平均給与が高い企業に勤めるしかないでしょう。
同じような規模の同じような業種では、基本的に給与の相場が似たりよったりなので、大きく給与額が増えるということは少ないです。
特に経験の浅い第二新卒者の場合は、高い給与を期待するのは、まだ時期早々であるといえると思います。
まとめ
どうしても、譲れない希望だけを書いておき、そうでない場合は、「貴社規定に従います」と記入しておくとよいでしょう。
第二新卒の段階で給与額のアップは期待できないので、給与に関しての希望は書かないようにしましょう。