正社員を退職して、アルバイトなどに転職する人も少なからずいます。
どれくらいの人が非正規社員に転職しているのか、また、なぜ非正規社員に転職しているのでしょうか。
2.5割の人が正社員から非正規社員に転職している
正社員から非正規社員に転職した人の、前職の雇用形態についての統計結果があるので、まずはそちらをみてください。
非正規社員になる人の大多数は、前職も非正規社員で74%になります。
しかし、前職が正社員の人も26%存在しています。
一見少ないように見えますが、26%ということは非正規社員になる人の4人に1人は正社員からの転職ですから、意外と多いのではないでしょうか。
この人たちの中には、結婚や出産のためにアルバイトしかできない人や、高齢になって退職後アルバイトに転職した人などもいます。
しかし、最近では、非正規の仕事が増えて仕方がなしに非正規社員に転職した人、介護のために正社員として働くことができず非正規社員になった人なども増えています。
正社員に転職する人の前職は7割が正社員
もう一つ正社員に転職した人の前職についての統計結果も見てみましょう。
この図から、正社員に転職する人の大多数は前職も正社員であることがわかります。
一方で非正規社員から正社員に転職している人は3割ほどしかいません。
この二つの図からわかるのは、正社員として働いた人は転職しても正社員に、非正規社員として働いた人は転職しても継続して非正規社員になっているという傾向があることがわかります。
転職を機に雇用形態を非正規社員に変更することは、結婚や定年退職で正社員から非正規社員になる人もいるので必ずしも悪いことではないです。
しかし、一度非正規社員に転職すると、そのまま非正規社員としての生活が続く可能性があるので、注意が必要です。
まとめ
当サイトを訪問している第二新卒者の中にも、アルバイトや派遣社員などに転職しようと考えている人もいるかもしれません。
その選択が間違いとはいえないのですが、今度正社員に復帰する際に困らないように、技術が身についたり、資格が取れるような仕事をするようにした方がよいかもしれません。