税金の手続き

税金の手続きのアイキャッチ画像企業に勤めている間は、企業が天引きで税金を納めてくれ、年末調整で多く納め過ぎていた分が還付されていました。

しかし、退職してしまうと、務めていた間に払っていた税金分の還付を受ける事ができません。自分で確定申告をして取り戻さなければならないのです。

税金の種類

私たちに関係のある税金には、所得税、住民税、退職金にかかる税金の3種類があります。

所得税は、全国一律で払うのに対して、住民税は地域によって税率が多少異なります。企業に勤めている限りは、天引きで徴収されています。

退職金にも税金はかかるのですが、第二新卒の多くの方にはあまり関係ない事だとおもいます。また、退職金にはあまり税金をかけないようにされているため、多くの方が税金を払わなくてもよいようになっています。

もし、詳しく知りたい方は、税務署などで聞いてみましょう。

確定申告する

企業に勤めている間に払いすぎた税金を取り戻すためには、確定申告をしなければなりません。

既に転職先が決まっており、退職した年内に就職する方は企業側が手続きをしてくれるので指示に従ってください。

転職先が年内に決まらなかった人は、自分で管轄の税務署に行き確定申告を行わなければいけません。

以下で確定申告の手続きについて書いておきます。

確定申告に必要なもの
  • 務めていた企業で貰った源泉徴収票
  • 生命保険の領収証
  • 損害保険の領収証
  • 住宅ローンなどの控除証明書
源泉徴収票が、すでに払った税金の額を示す為のもので、その他の領収書や証明書が控除分を証明するためのものです。天引きの際には、控除分が引かれていないので、多く税金を払い過ぎている状態になっています。
確定申告は税務署で
確定申告は、翌年の2月16日から3月15日以内に管轄の税務署で行います。ただし、確定申告については初心者の方ばかりでしょうから、税務署に行って確定申告の方法を詳しく聞く事をお勧めします。

確定申告には申告書を記入しなければいけないのですが、一人では難しいと思いますので、職員の人に手取り足取り教えて貰いながら記入していきましょう。

多くの場合、確定申告期間にはアドバイザーの方が待機してくれていますので、その人たちに質問してください。ただ、確定申告期間の締め切り前にはもの凄く混みますので、できるだけ2月中に行くようにしましょう。
還付金
還付金は、確定申告の際に示した口座に振り込まれる事になっています。上記したように控除分が引かれますので多くの場合還付金が返ってきます。また、収入が103万円を切る場合は非課税となりますので、課税された分全てが返ってくる事になります。

帰ってくるお金に関して無頓着になる人少ないとは思いますが、忘れずに確定申告をしてくださいね。

住民税

所得税に関しては年内の税金が毎月給料から引かれるのですが、住民税は後払いになっているので退職した後にも住民税を払わなければいけなくなります。

住民税は、課税期間の翌年の6月から翌々年の5月にかけて支払います。

ですので、1~5月の間で退職した場合と6月~12月に退職した場合で支払いの方法が異なってきます。

1月~5月の間で退職した場合
前々年分の住民税を支払わないといけないので、退職月から5月までの納税額の合計を最終給与から一括徴収されます。

また、前年分の支払いはまだ行っていませんので、その分は後から徴収される事になります。
6月~12月の間で退職した場合
前々年の支払いは終わっているので、昨年の支払いだけが残っている状態です。

退職月の給与から、その月の住民税分が引かれます。残りの分は、市区町村役場から送られてくる納付所にしたがって分割払いします。

退職時に一括納付する事も可能です。

意外と確定申告には手間がかかるので、早め早めに税務署に行く、あるいは年内にサッと転職してしまいましょう。

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