企業に勤めている多くの方は、厚生年金と国民年金に入っています。
毎月自動で企業側から支払われているのですが、退職してからは国民年金だけになり自分で保険料を支払う必要があります。
国民年金の種類と対象者
国民年金には、「厚生年金」「共済年金」「国民年金」があります。
企業に勤めている人が加入しているのは、「厚生年金」と「国民年金」。
公務員などが加入しているのが、「共済年金」と「国民年金」。
そして、自営業者や農業や漁業をしている人、フリーターなどが入っているのが、「国民年金」です。
国民年金だけに入っている人は、第一被保険者。厚生年金や共済年金に入っている人は、第二被保険者。そして、第二被保険者に扶養されている人を第三被保険者と呼びます。
上の説明からも分かるように、「国民年金」は20歳から59歳までの全ての人が加入する年金で、企業に勤めていたり、公務員をしている人は、国民年金にプラスする形で年金が組まれています。
当然の事ながら、退職してしまうと国民年金にプラスされている分が減ってしまうので、将来貰える年金が減ってしまいます。
しかし、国民年金は国民皆保険制度があるので絶対に加入しておかないといけません。
ポイント
よく「厚生年金から国民年金に切り替えた」という人がいますが、実際には切り替えたのではなく、国民年金だけになったというのが正しいです。
国民年金の手続き
企業を退職して、直ぐに転職するならば転職先で年金の手続きをすればよいのですが、そうでないなら市役所で手続きをしなければいけません。
ここから、国民年金の手続きについて書いていきます。
- 必要なものを用意
- 国民年金の手続きに必要なものは
- 年金手帳
- 印鑑
- 離職票(退職日を証明できるもの)
- 市役所で国民年金の手続き
- 国民年金の手続き期限は退職してから14日以内です。国民健康保険の手続き期限、場所とも同じですので、同じ日に手続きするとよいです。
- 保険料を納付
- 手続きをすれば納付所が届きますので、金融機関などで納付しておきましょう。年間分をまとめて支払うと少しだけ安くなる特典もあります。