転職する際は、最低賃金にも注意が必要

転職する際は、最低賃金にも注意が必要のアイキャッチ画像月給で給与を貰っている人でも、最低賃金が適用されるのを知っているでしょうか?

月給を時給に換算して、それが国の定めた最低賃金を上回っていなければいけないとされています。

多くの企業で問題のない給与額が提示されていますが、実際に給与を貰いはじめると最低賃金を下回っていたというようなケースもあります。

知識として知っておくようにしたいです。

最低賃金 ≦ 時給になっているか?

月給制の給与を貰っている場合、時給を算出するにはどうすればよいのでしょうか?

最低賃金は基本給と手当を合わせた額を元に計算するのですが、手当には除外するものもあります。

残業手当や休日労働手当など所定内労働時間以外の手当、通勤手当や精勤手当、家族手当などは含まないとされています。

そして、ボーナスも除いて計算することになります。

つまり、

基本給 + 手当 - 除外する賃金 ÷ 月の所定労働時間数

を計算することにより、時給を計算することができます。

この時給が、「地域別最低賃金の全国一覧」を下回っていなければ問題ないことになります。

企業によっては、除外すべき手当なども含めて最低賃金を上回っていれば良いと考えている場合もあります。

自分でしっかり確認しておかないと誰も指摘してくれないので、事前に計算しておくようにしたいです。

特定最低賃金もチェックする必要がある

最低賃金には、地域別の最低賃金の他に特定最低賃金もあります。

特定最低賃金は、特定の地域で特定の産業で働いている人に適用される最低賃金です。

例えば、

北海道で乳製品に関する仕事をしている人は、時給が802円以上必要

といったような最低賃金が決められています。

全ての産業が対象とされているわけではないので、全ての人が特定最低賃金が適用される訳ではありません。

また、地域別最低賃金と特定最低賃の両方が当てはまる場合は、高い方の最低賃金が適用されることになります。

特定最低賃金の一覧」でチェックできるので見ておくと良いでしょう。

まとめ

求人情報の応募条件や待遇をよく見ている人は多いですが、最低賃金を上回っているのか確認している人は少ないです。

しかし、故意なのか無知なのかは分からないですが、最低賃金を下回る給与しか与えてない企業は存在します。

少し手間かもしれませんが、採用選考が進んで入社する可能性が出たときにでも調べてみるようにしましょう。

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